
オーダーメイドでご注文いただいたツバメノート H100S A5判 用のノートカバーです。ミネルバボックスの茶色を表にドイツヌメを内側に使用し、薄茶の糸で仕上げました。ご注文いただきありがとうございます。
ブックカバーと異なり、ノートカバーは机の上に開いて置き、ペンで書き込みますので、作りが異なってきます。
今回ご注文いただいたお客様と何度もやり取りさせていただき、このような形状となりました。
表紙を抑える内側はできるだけフラットにして、凹凸をなくして書きやすくするように、真中に切れ目を入れた抑えとしています。できるだけノートの中心部まで抑え部分を伸ばして書く際にでこぼこしないようにしています。
それでも、ノートを開いた際にスムーズに表紙が動いて綺麗にノートが開き、閉じる際にもすっとノートが閉じるように調整した仕様です。
革の裏面を出さずに、革の表面をは張り合わせているため、ノートの表紙がスムーズに動き、開閉が楽にできます。
逆に革の裏面をそのまま出していると、ざらざらしてノートの表紙がひっかかりスムーズに開閉してくれません。
そういった部分にも妥協しない作りをしています。
また、抑えの部分の切れ込みをポケットとして、資料なども差し込むこことができます。
ツバメノートは使っていくうちに束ねた部分が膨らんでくるとのことで厚み15mmほどになってもきっちり閉じるように余裕を持たせながら、新品のノートを入れてもブカブカしなく、すっきりしています。
シンプルで使い勝手がいいこと。ツバメノートのようなコンセプトで仕上げることができました。
サイズは、縦:約215mm、幅:約165mm、厚み:約7mmです。
ツバメノートについて:
ツバメノートは重厚感のある表紙のデサインで、1947年(昭和22年)から55年間変わらずに製造されています。
むしろ現在においては、落ち着きのある格調高いデザインとして多くの人に支持されています。
使用紙はフールス紙が使用されており筆記用として最高級の品質で、書きやすく、にじまず、ツルツルしすぎず、ざらざらもしていなく、色も蛍光染料を少なめにして、目が疲れないそうです。透かして見るとORIGINALの文字が浮きあがってきます。
ご注文いただいてから現物を購入してみましたが、これはすごいノートですね。多くのフアンがいらっしゃるのも納得です。
特に、このA5サイズはカバーをかけるとちょうど良いサイズです。
これがA4サイズだとかなり大きく見え、手にあまりますが、A5サイズだと手にしっくりきます。これまでノートはA4サイズを使ってきましたが、A5サイズのほうがいいなと思いました。
このツバメノート H100Sは新品時は厚みが約11mmほどあります。ノート4冊を縫い束ねているようで、100枚綴りのノートです。